タクシーの接客で使える英語表現・フレーズ【テキスト教材】

タクシーは公共の交通手段が整っていない国や土地勘のない国への出張や旅行、また海外を旅行する際に良く利用される交通機関です。 それは日本を訪れる外国の方々も同じです。タクシードライバーとして働いているとタクシーを利用する外国人のお客様と遭遇することは少なくありません。

そんなとき、英語で接客することができると、外国人のお客様も安心していただけます。 このページでは、タクシーの運転手として働く方の接客で役立つ英会話教材を紹介しています。

また、紹介している英会話教材は、運転手と乗客との会話文とそれぞれが使う単語やフレーズも盛り込まれているので、海外旅行や留学でタクシーを利用する際の学習としても役立ちます。

タクシーは英語で何と言う?

「タクシー」は英語で「taxi」と表現します。このほかにも、「cab」という言い方もあります。

関連する英語表現も確認しておきましょう。

単語英語表現
タクシー運転手taxi driver
タクシーをつかまえるpick up a taxi
get a taxi
タクシーを呼ぶcall a taxi
hail a taxi
タクシーを予約するreserve a taxi
タクシーで行くtake a taxi
go by taxi
タクシー乗り場a taxi stand
タクシー料金a taxi fare

タクシーの基本的な接客英語フレーズ

タクシーで接客をする際の、基本フレーズを以下に紹介します。

目的地を尋ねる

目的地を尋ねるときの基本フレーズ

「Where would you like to go?」(どちらまで行かれますか?)
「Where are you going?(どちらに行きますか?)」

「Where do you want to go?(どこへ行きたいですか?)」でも良いですが、「Where would you like to go?」の方が丁寧です。

なお、目的地を尋ねる前には、「Hello.」や「Hi.」(こんにちは)と挨拶をするのが良いでしょう。

もう一度言ってもらえるよう依頼する

聞き返すときの基本フレーズ

「Could you speak that again?」(もう一度言っていただけますか?)
「Would you speak that again?」(もう一度言っていただけますか?)

目的地を尋ねて、聞き取れなかった際に聞き返すときなどに使えるのがこの表現。

聞き返すときに「excuse me?」と使うこともありますが、接客する場合には、「Could you ~?」または「Would you ~?」というフレーズを使うと丁寧です

忘れ物がないか確認するよう伝える

降車時の基本フレーズ

「Don’t leave anything behind.(お忘れ物のないように。)」
「Make sure you have everything.(すべてお持ちかご確認ください。)」

目的地に着いてお客様を降ろす際には、お忘れ物をなさらぬようにと、一声かけると良いでしょう。その際に使えるのが上記の表現です。ちなみに「make sure」は「確認する」という意味です。

タクシー利用で使える英会話フレーズ

旅行や出張で外国に訪れるときに、移動手段としてタクシーを利用する機会は少なくありません。無言でホテルやレストランなどの目的地を書いた紙を見せるだけでも到着することはできますが、英語が話せると安心して利用することができます。ここでは、シチュエーション別にタクシー利用で使える英語フレーズを紹介します。

タクシーを呼んでもらうとき

「Can you call a taxi for me?(わたしのためにタクシーを呼んでもらえませんか?)」

ホテルやレストランなどで、タクシーを呼んでもらうとき、「Can you call me taxi?」と間違った英語を使ってしまうケースがあります。

これは日本語で「わたしをタクシーと呼んでください」になります。正しいフレーズは「Can you call a taxi for me?(わたしのためにタクシーを呼んでください)」 「Can you~?」「Could you~」「Would you~」にすると、丁寧な言い方になります。

タクシー乗り場を探すとき

「Could you tell me the way to the taxi stand?(タクシー乗り場までの行き方を教えていただけますか?)」
「How can I get to the taxi rank?(タクシー乗り場まではどう行けば良いですか?)」

「タクシー乗り場」は英語で「taxi stand」「taxi rank」「cab stand」と言います。 また、タクシーに乗りたいのなら「Could you tell me where I can get a taxi?(タクシーはどこで拾えますか?)」といったように質問をすることもできます。

タクシーに乗り込むとき

「How are you?(お元気ですか?)」
「Good!」
「I’m doing great!」

英語圏の国でタクシーに乗り込むときは、ドライバーのほうから挨拶してくる場合がめずらしくありません。

乗り込む際は「こんにちは」のニュアンスの「Hi.」「Hello.」で十分ですが、ドライバーから「How are you?(お元気ですか?)」と話しかけられたら「Good!」や「I’m doing great!」など返事をしましょう。

荷物をトランクに乗せてもらいたいとき

「Can I put my luggage in the trunk?(荷物をトランクに置いても良いですか?)」
「Could you put the baggage in the trunk?(荷物をトランクに入れてもらえますか?)」

トランクに荷物を乗せたいときには、まずタクシー運転手に乗せても良いか確認しましょう。

※イギリス英語ではトランクをbootと呼びます。

行先の目的地を伝えるとき

「Can you take me to Central Hotel?(セントラルホテルへ連れて行ってくれませんか?)」
「I wanna go to Central Hotel.(セントラルホテルへ行きたいです。)」

行先の目的地を伝えるときは「Can you take me to Central Hotel?(セントラルホテルへ連れて行ってくれませんか?)」と「Can you take me to〇〇?(〇〇へ連れて行ってくれませんか?)」が一般的です。ほかに「I wanna go to Central Hotel.(セントラルホテルへ行きたいです。)」と言っても伝わります。「wanna」は「want to」の省略形で、会話で良く使われます。

先に料金を聞きたいとき

「How much will it cost?(料金はどのくらいかかりますか?)」
「How much to Grand Hotel?(グランドホテルまでいくらですか?)」

目的地を伝えて、そこまでいくらかかるのかを聞く表現となります。手持ちが少ない場合には例文のように「〇〇ドル以下で行ってもらえますか?」という質問の仕方もあります。

所要時間を知りたいとき

「How long will it take to Grand Hotel?(グランドホテルまで、どのくらい時間がかかりますか?)」
「How long does it take to get there?(そこまでどのくらいの時間がかかりますか?)」

目的地を伝えたうえで、例文のように「○時までに着けますか?」や「Could you go as fast as possible?(可能な限り速く行ってもらえますか?」と伝えましょう。

急いでいることを伝えるとき

「Could you hurry up?(急いでもらえますか?)」
「Could you get there by 15?(15時までに着けますか?)」

目的地を伝えたうえで、例文のように「○時までに着けますか?」や「I don’t have much time.(私にはあまり時間がありません。)」、「Could you go as fast as possible?(可能な限り速く行ってもらえますか?」と伝えましょう。

道案内をするとき

「Turn right at the next corner.(次の曲がり角を左に曲がってください。)」
「Can you make a left turn?(左に曲がってもらえますか?)」
「Keep going straight.(真っ直ぐ進んでください。)」

通る道を指定したいときや、運転手の知らない目的地に行く場合には道案内が必要になる場合があります。上記のようなフレーズを使って案内しましょう。

乗車料金支払いのとき

「Here it is.(はい、どうぞ。)」
「Here you are.(はい、どうぞ。)」
「Keep the change.(おつりをどうぞ。)」

タクシー乗車料金は、メーターに表示されるので、いくら払えば良いのか一目で分かります。日本のようにチップの習慣がない国では、ピッタリの金額を渡しても問題ありませんが、チップ文化の国では、必ずチップを足して、「Here it is.」や「Here you are.(はい、どうぞ。)」と言って渡します。おつりをチップとして渡す場合は「Keep the change.(おつりをどうぞ。)」で十分です。

タクシーを降りるとき

「Thank you.(ありがとうございました。)」
「Thanks.(ありがとうございました。)」
「Have a nice day!(良い一日を!)」
「Thank you, you too.(ありがとう、あなたもね。)」

タクシー乗車料金は、メーターに表示されるので、いくら払えば良いのか一目で分かります。日本のようにチップの習慣がない国では、ピッタリの金額を渡しても問題ありませんが、チップ文化の国では、必ずチップを足して、「Here it is.」や「Here you are.(はい、どうぞ。)」と言って渡します。おつりをチップとして渡す場合は「Keep the change.(おつりはとっておいてください)」で十分です。

ヒューマンアカデミーオンライン英会話でタクシーの接客で使える英語を学ぼう

ヒューマンアカデミーオンライン英会話では、タクシーの運転手として働く方または、海外でタクシーに乗る機会がある方向けに、タクシー車内での接客に必要な英会話表現が学べる英会話教材をご用意しています。全45レッスン分のテキストはダウンロードしてご使用いただけます。

▼テキスト例

タクシー 表紙
初めての方へ 初めての方へ

こんな方におすすめ

  • タクシーの運転手として働いている方や働こうと考えている方で、外国人のお客様と英語でスムーズ接客を行いたい方
  • 留学や旅行でタクシーを利用するのに役立つ英単語やフレーズを学びたい方

得られるスキル

このテキストを使って学習すると、以下のようなスキルが得られます。

  • お客様の要望を聞き、目的地までスムーズにご案内できるようになる。
  • おすすめの観光地やショッピングエリアを紹介できるようになる。
  • 車内で外国のお客様と会話のキャッチボールができるようになる。
  • 海外で不自由なくタクシーを利用できるようになる。

学習の進め方

各コース内の順番にとらわれず、ご自身に必要な内容、お仕事に直結する内容から学んでいただけます。レッスンターゲット(レッスンゴール)を見ながら、自由に学習を進めてください。なお、初級・初中級レベルの方には一部難しい表現も含まれています。その場合は予習・復習をしていただくほか、日常会話レッスンも合わせてご利用ください。

タクシーの接客で使える英語テキストはこちら

No. レッスンターゲット
1 目的地を尋ねる
2 ゆっくり話してもらえるよう依頼する
3 高速道路を使うかどうか尋ねる
4 言われた場所が分からないと伝える
5 乗客が行き方を知っているかどうか尋ねる
6 目的地の地図を持っているか尋ねる
7 行き方を事務所に確認する旨を伝える
8 間違った目的地を伝えられた場合の対応
9 もっと速く走ってほしいという要望に応える
10 所要時間を伝える
11 渋滞の理由を説明する
12 乗車料金を伝える
13 定額料金について話す
14 どこから来たかを尋ねる
15 天気について話す
16 日本に来た目的を尋ねる
17 家族について尋ねる
18 職業について尋ねる
19 日本についての感想を尋ねる
20 希望の品をどこで買えるかを伝える
21 おすすめのお店を紹介する
22 おすすめのホテルを紹介する
23 おすすめのレストランを紹介する
24 季節の祭やイベントについて話す
25 乗客が行ったことのある場所について尋ねる
26 おすすめの観光スポットを紹介する
27 テレビの使い方を説明する
28 車内禁煙の旨を伝える
29 エアコンをつけた方がよいか尋ねる
30 トランクに入れたいものはないか尋ねる
31 乗車定員を伝える
32 体調を尋ねる
33 自転車との接触事故に対応する
34 車両のトラブルについて謝罪する
35 自身のミスについて謝罪する
36 タクシーチケットについて説明する
37 支払方法について説明する
38 所持金が足りないお客様に対応する
39 運賃にまつわるクレームに対応する
40 チップ不要の旨を伝える
41 領収書が必要かどうか尋ねる
42 忘れ物がないか確認するよう伝える
43 ここでは停車できない旨を伝える
44 道中の用事の間待機できることを伝える
45 また迎えに来てほしいという要望に応える

よくある質問

  • Q

    タクシー関係の仕事で使える英語を勉強できる?

  • A

    ヒューマンアカデミーオンライン英会話では、タクシーの接客シーンで使える英語を学べます。簡単な無料会員登録(お名前・メールアドレス・パスワードの入力のみ)で、体験レッスンを受けられます。ぜひ一度お試しください。
    無料体験レッスン!会員登録はこちら

  • Q

  • Q

    無料体験レッスンで、タクシーの接客に使える英会話のレッスンも受講できる?

  • A

    可能です。ぜひ一度お試しください。

  • Q

    体験レッスンを受けたい!どう予約したらいいの?

  • A

    まずは「無料の会員登録」をお願いします。送られてきたメールから本登録をし、完了したらマイページにログインしご希望のレッスン日時と、講師を選んで予約します。あとは、予約した日時にレッスンを受講します。 無料体験レッスンまでの詳細をご参照ください。 無料体験レッスンまでの詳細はこちらをご参照ください。画像付きで詳しくご説明します。